こんにちは細かいことを深く考えることから
「変わり者」とよく言われる
考察系ブロガーの砂子田(スナコダ)氏です。
私は現在40代後半ですが20歳から30歳ぐらいまでは喫煙していました。
受動喫煙の危険性から公共施設の中では喫煙できなかったり、喫煙所が離れた場所にあったりと不便を感じたので禁煙することに。
しかし禁煙って簡単にいかないんですよね。
25歳で禁煙して失敗、27歳も禁煙に再挑戦して失敗、28歳に禁煙してもまた失敗。
気がつくとタバコを咥えているんです…
今回は何度も禁煙に失敗した私がクスリや気合いなどではなく「意識の力」で禁煙に成功した体験を記事にしたいと思います。
結論を言ってしまうと「開封して1〜2本減っただけのタバコ」と「ライター」を持ったまま禁煙できました。
禁煙して20年近くなりますが、タバコを吸っていた記憶もほぼ残っていません。
禁煙したいけどうまくいかない。
禁煙したいけど我慢したり辛いのはイヤだ。
という方の選択肢を増やすことで応援することができたら嬉しく思います。
このサイトは、細かいことが気になり
深く考えることでよく「変わり者」と
言われるわたくし砂子田氏が
体験したことや気になったこと、
気づいたことなどを記事にして
書き連ねているサイトです。
個人的な見解が入った内容ですのでモヤモヤすることもあるかもしれませんが、
ぜひ最後までお読みいただけるとありがたいです。
ではいってみましょう。
禁煙するってどういうこと?
喫煙が自分にとって必要なことなのかどうかを検証する。
生まれてすぐタバコを吸う人はいない。
今喫煙されている方はいつ頃からタバコを吸ってらっしゃるのでしょうか。
成人した記念に?
高校卒業の頃?
生まれた時すでに喫煙習慣があった?わけではないですよね。
では喫煙を始めたきっかけは何だったのでしょう。
「友達と興味本位で吸ってみた?」
「成人した記念に吸い始めた?」
「好きな俳優が吸っていてカッコよかったからマネてみた?」
いろんなきっかけがあると思います。
私は20歳の頃大人に憧れていた興味心でした。
タバコを吸ったぐらいで大人になれるわけではないんですけどね。
まさに何もわかっていない頃の若気の至りです。
喫煙する必要があってタバコを吸い始めた方がいらっしゃいますか?
「役者をしていてタバコを吸うシーンがあったので仕方なく練習した」
「喫煙をしないと友達から仲間はずれにされてしまうので仕方なく…」
などの理由が考えられますが無理やり感が拭えません。
タバコを吸う必要があって喫煙し始めた方はほぼいらっしゃらないですよね。
では禁煙するってどういうことでしょうか?
タバコを止めることをいうのでしょうか?
禁煙を正しく認識するために少し言い方を変えると
「喫煙していなかった状態に戻すための活動」
が禁煙ですよね。
もともと誰も喫煙してはいなかったのですから。
「意識の力」を利用するためにはこの一つ一つを理解して、認識していくことが重要になります。
あなたはどうだったでしょうか。
「喫煙したのはいつ頃から?」
「どんなきっかけで?」
「あなたにとって喫煙の必要性はある?ない?」
喫煙が自分にとって重要な意味を持つ行為なのかどうかを理解するために、喫煙し始めた時期と理由を思い出してみましょう。
これは大事なことなのでしっかりやってみてくださいね。
では次に禁煙が難しい理由について解説していきたいと思います。
なぜ禁煙は難しいのか?
習慣化がカギ
私は何回も禁煙に失敗したのでその当時「なぜ失敗するのか」を一つ一つ分解して考えてみました。
私は当時建設業で働いており今のように喫煙に対して厳しくない時代だった、のでいつでも喫煙できる環境でした。
そしてある日仕事の区切りがイイ瞬間に気づいたのです。
それは喫煙し始める時の一連の動作でした。
・胸ポケットに手を当ておもむろにタバコとライターを取り出す。
・タバコの入った箱を左手にもち変え、ライターを持った右手でタバコを1本つまみ出して口にくわえる。
・左手で風をさえぎりながら右手に持ったライターで日をつけて一服吸う。
・ライターを持った右手にタバコを持ち変え、同時に左胸のポケットにしまう。
私はこの喫煙の動作を無意識でしていることに気づきました。
全く意識していません。
無意識に自然に、そして当然のように一連の動作をしている。
これが習慣というものですよね。
ここで習慣がどうやって作られるか?を簡単に復習しておくと
習慣=日々の積み重ねですよね。
習慣=毎時の積み重ねでもある。
繰り返すことで強化される一面があります。
最初は喫煙の動作に違和感があったはずです。
なぜなら喫煙の動作はもともとある動作ではないから。
しかし徐々に喫煙の動作に慣れていったはずですよね。
そしていつの間にか無意識で喫煙の動作ができるようになった。
その無意識の動作を繰り返すことによって強化され習慣化された。
これが喫煙習慣が出来上がる過程です。
禁煙はこの「無意識な喫煙習慣」を体から削除する作業なんですね。
では次に禁煙に失敗した方に質問したいと思います。
禁煙し始めた日を覚えてますか?
あなたは禁煙し始めた日を覚えていますか?
禁煙すると
「禁煙し始めていま何日だ」
「もう1週間タバコを吸っていない」
など数えるものですよね。
私もそうでした。
「おぉ〜3ヶ月禁煙できた」
などと考えていたわけです。
でも、おかしいと思いませんか?
先ほど理解しましたよね?
禁煙とは?
「喫煙していなかった状態に戻すための活動」
ですよね。
禁煙に成功したのちにどうなるのでしょうか。
「体から喫煙の習慣がなくなる」
わけですよね。
言い方を変えれば
「今後喫煙することはない」
わけです。
永遠に。
ではなぜ禁煙し始めた日のことを覚えておく必要があるのでしょうか。
コレ意外と見落としがちなんですよね。
私たち人間の行動原則には「意識」と「思考」があります。
「意識」は行動のエネルギーとなり「思考」は行動の質を決定付けます
参照≫第9回 「意識」は行動のエネルギー、「思考」は行動の質https://reskill.nikkei.com/article/DGXMZO02567790Q6A520C1000000/
禁煙し始めた日を覚えているとどうなるか?
思考が禁煙し始めた日に向きます。
するとどうなるか?
意識の方向も禁煙し始めた日に向かう。
つまり行動のエネルギーを持つ意識が過去に向くわけです。
禁煙したい自分とは逆方向。
コレ後ろ向きですよね。
その結果何が起こります?
想像がつきますよね。
禁煙し始めた日に戻る行動をしてしまい、禁煙が失敗するワケです。
「もう3日タバコを吸ってない」
「もう1ヶ月タバコを吸ってない」
というのと
「もう3日あの人に会ってない」
「もう1ヶ月あの人に会ってない」
というの、何か違います?
タバコを吸っていた頃に恋焦がれているのでしょうか。
後ろ髪を引かれているように見えませんか。
あなたは本当に禁煙したいんですか?って思ってしまいますよね。
禁煙して今後ずっと喫煙しないわけですから禁煙し始めた日のことを覚えておく必要はありません。
喫煙していた頃のことを覚えておく必要もありません。
意識の力ってすごいんです。
意識の力で無意識をコントロールするには「意識化」することが大事になります。
ココ大事なので覚えておいてくださいね。
では次に意識の力で禁煙に成功した方法を解説していきます。
意識の力で禁煙に成功した方法
「今のあなたはなりたい自分になれている事実」を知る
タバコを吸い始めた時のことを覚えていますか?
煙を吸い込むのですから初めはむせて咳き込んだはずです。
それでもタバコを吸う練習を頑張ったのではなかったでしょうか。
では、なぜ頑張ったのか?
「タバコを吸って大人びた自分を表現したかったから」
「タバコを吸ってカッコつけたかったから」
「友達も吸っているから自分も仲間入りしたかったから」
目的はそれぞれにあると思いますがそこには、むせて咳き込みながらも練習するほど「なりたい自分」がいたわけですよね。
つまり「なりたい自分」がそこにあった。
あなたは
「なりたい自分になるための努力をして喫煙できるようになった」
のですよね。
そして好きな俳優さんのようにカッコ良くタバコを吸えるようになって目的を達成した。
喫煙しているあなたにしてみれば当然のことかもしれませんが、喫煙しようとしたけどできなかった人からしたらすごいことです。
あなたには
「好きな俳優さんのように喫煙したいと思って努力したら喫煙できる」
という才能があることの証明ですね
またまたココ大事ですので覚えておいてください。。
では禁煙してどんな自分になりたいのでしょう。
考えたことありますか?
禁煙してどんな自分になりたいかを明確にイメージする
自分が何よりも大事にしている思考を考える
前記した内容で「タバコを吸い始めることができたあなたは、タバコをやめることもできる」はずですよね。
これは行動という観点ではイコールで考えられることです。
タバコを吸い始めた時には目標がありましたよね。
「なりたい自分」です。
ここで重要になってくるのが一番最初の思い出した
「喫煙することにしたきっかけは何であったか?」
「その根底にはどんな感情や思考があったのか?」
です。
きっかけは憧れや興味や勢いや状況など様々だと思います。
その思い出したことの感情に注目してみると、なりたい自分の原点が見えてくるはずです。
その時に考えて欲しいのは
「そのことのためなら頑張れるもの」
「何モノにも邪魔されたくないもの」
「絶対に失いたくないもの」
などです。
何モノにも邪魔されたくないためにどうやって禁煙に成功するか?
失いたくないものを守るためにどうやって禁煙を成功させるか?
と考えらるようなものを掘り出してみてください。
あなたは禁煙することでどんな自分になりたいのですか?
何を守りたいのでしょう?
ここも重要なので考えてみましょう。
例えば私の場合で言うと、私は無駄なことが好きではなく無駄なことは楽しめない性格です。
ですから駅のホームで離れた場所に喫煙しにいく
時間が無駄
に感じてきました。
そして2つ目に金額です。
私がタバコを吸い始めた1995年頃セブンスターは¥220でした。
その後1997年に増税されて¥250に。
2002年にまた増税されて¥280。
2006年に¥300に値上がりしてさらに2010年には1本5円ほど増税と噂が流れてやめることにしました。
結果的に2010年にセブンスターは¥440になったようです。
引用:タバコの値上げと税率の関係
https://legalsearch.jp/portal/column/tobacco-tax-rate/
¥220で買えていたものが10年後には¥440。
2個の値段で1個しか買えないのは無駄でしかないと私は考えました。
そしてもう3つ目
私はいつか自分で事業をしたいと考えていたので、
「タバコをやめようと思ってやめられない人が起業して継続できるはずがない」
と半ば
願掛けのような目標設定
にしました。
どんな事業をしたいのかも決まっていませんでしたが、事業をしたい気持ちだけは強かったのでその思いを行動のエネルギーにしました。
「タバコをやめようと思ってやめられないヤツに事業はできない」
と戒めたワケです。
事業をするには自己管理用力が高くないと難しいと私は考えます。
いつか事業をする自分が自己管理能力が低い人間だと思いたくなかったのでわざとキツい目標にしたワケです。
自分の場合はどんな感情よりも事業をしたい、無駄を省きたい、金額が高すぎる、ことの方が大事だったのでこの原動力が禁煙の成功につながったのだと思います。
あなたにも強い思考があるはずですから掘り出してみましょう。
強い思考はシンプルであればあるほど良い
例えば、
「大事な人が嫌がることはしたくないから禁煙する」
「将来の健康を守りたいから禁煙する」
などでも良いし
「喫煙所にいくあいだ大切な人を置き去りにしてしまうのが嫌だから禁煙する」
などでもイイと思います。
あなたが他の感情よりも大事にしている思考に気づくいて関連づけるのが効果的です。
「タバコ税が何に使われているかわからないから馬鹿らしい」
「誰がタバコ税なんか払うもんか」
でも良いワケです。
シンプルで強い思いを掘り出すことで
「なりたい自分の目的を明確にする」
ことができます。
禁煙に成功してどんな自分になりたいか考えてみましょう。
漠然と行動するより立ち止まってよく考えることが成功の第一歩ですよ。
見える化する
「禁煙に成功してなりたい自分」を掘り出せたら見える化しましょう。
見える化というのは文字通り、
常に目にみえるようにすることを言います。
簡単な方法として
「紙に書いて壁に貼る」
とか今であれば
「携帯の待ち受けにして目にする機会を多くする」
などが効果的です。
例えば、私が実際した方法だと
「タバコをやめたいと思っているのにやめられないような自己管理能力が低い人に事業はできない」
と手帳の最初のページに書いて毎日見ていました。
「禁煙」と「事業をしたい」を掛け合わせたものです。
目で見る回数を増やすことで何度も確認することができますし、すごいパワーを持った「意識」にインプットすることができます。
コツとしては、自分の大事にしている思考に働きかけるような内容にすること。
私の場合は「事業をしたい」という強い思考に引っかかるようにしました。
意識にインプットされると思考もついてきますから行動もだんだん変わっていきます。
簡単な方法なので騙されたと思ってやってみてください。
コレやるのとやらないのとでは大きく違ってきますよ。
簡単に守れるルールを作る
次に
「小さくて簡単なルールを作る」
です。
ルールがないとどう行動していいかわからないですから
自分で自分のための簡単なルールを作るワケです。
またまた私の話で恐縮ですが、
私は
「タバコの煙を吸っても良いけど自分で新たに購入するのはダメ」
というルールにしました。
そのルールとは「具体的な行動のルール」のことです。
禁煙を成功させるために自分はどんなルールを守り活動するのか?
を上記のように決めましたから、タバコを吸いたくなったら
「誰かに隣で喫煙してもらうのもOK」
「誰かからタバコを1本もらうのもOK」
です。
ゆるいですよね。
私はガチガチに決まり事を作るとそこから逃げ出してくなる衝動が起こるのであえてゆるくしました。
ですからタバコを吸いたくなったら煙がモクモクの喫煙所に入っても良い。
これは一見禁煙に失敗しているように見えますが、実際自分のルールは守っているので問題ありません。
さすがにプライドがあるので同僚にもらうことはありませんでしたけどね。
あとは簡単なルールを継続するだけ
簡単なルールを作ったら
毎日守っていく意識を持つだけ
で良いので簡単です。
そして繰り返せば強化されて習慣化されますから、これは喫煙を始めた時と同じですよね。
私の場合喫煙したくなったら隣で誰かにタバコを吸ってもらうかタバコを吸っている人のところへ行く。
私のルールは
「自分で新しく買わなければ良いだけ」
ですから簡単です。
しかしそんなことは続きません。
喫煙者の近くに行くということは副流煙を吸いに行っているワケですから
いくら元喫煙習慣者といってもさすがに臭い。
そして喫煙所まで行く時間の無駄。
仕事中なら仕事の手を止めてタバコを吸っている人の近くまで行く。
何してるのかわからなくなりますよね。
私は禁煙し始めた日を覚えてはいませんが、禁煙に成功したかも?と実感した瞬間はうっすらと覚えています。
とある大きな商業施設の中でタバコを吸いたくなり喫煙所を探していたのですがなかなか見つからずに30分ぐらい探しました。
それでも見つからず60分ほどたった時
「60分間何してたっけ?」
と自分を残念に思ったときバカらしくなって
「何やってんだ自分。アホらし。や〜めた」
と思い喫煙習慣を削除できたのです。
本当に自分のくだらなさに笑いしか出なかった記憶があります。
その後ふとバッグの中を探ってみると1〜2本だけ減ったタバコとライターが入っていました。
自分のルールを守ることを意識していたので気づかなかったんでしょうね。
意外とその頃にはどうでも良くなっていたのかもしれません。
喫煙所探しに時間を使うことが無駄に感じどうでも良くなった結果、その商業施設のゴミ箱にタバコだけ捨ててライターは母にあげました。
これは私の場合の話しなので禁煙したい人全員に当てはまることではありません。
それぞれご自身の大事なこと、強い思考を起点に考えて設定した方が良いのでマネしないでくださいね。
禁煙の成功
禁煙の成功は「これだ」という明確な日が来るわけではなく
「簡単なルールを繰り返していて気がついたら喫煙習慣が必要なくなっていた」
というものです。
禁煙を始めた日を覚えておく必要がないように、喫煙しなくても問題なくなった日というのも気がつきません。
必要じゃなくなった動作をしなくなっただけなのですから当然ですよね。
喫煙しなくなって物足りなさはありません。
食べ物が美味しくなりましたよ。
まとめ
今回は私が禁煙に成功した体験を記事にしました。
禁煙するってどういうこと?
喫煙が自分にとって必要なことなのかどうかを検証する。
なぜ禁煙は難しいのか?
習慣化しているから
禁煙し始めた日を覚えてる?
意識の力で禁煙に成功した方法
今あなたはなりたい自分になれている事実を知る
禁煙してどんな自分になりたいかを明確にイメージする
見える化する
簡単に守れるルールを作る
簡単なルールを継続するだけ
禁煙に成功した日
という内容でした。
そんなことある?と思う方もいらしゃるでしょうね。
しかし実際に私は苦しむことなく辞めることができました。
気合いや根性ではありません。
特殊な価値観だからでしょ?と思われる方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
自分はどちらかといえば自分に甘い側の人種だと思っています。
自分に甘いから何回も禁煙に失敗したのですから。
キツいのも辛いのもイヤなので「意識の力」を使ってキツいことを回避する工夫をしているわけです。
もしかして私だけなのでは?という可能性も否定はできませんが。
皆さんもキツかったり辛かったりするのはイヤなのではないのでしょうか。
最後に
このサイトは、細かいことが気になり
深く考えることでよく「変わり者」と
言われるわたくし砂子田氏が
体験したことや気になったこと、
気づいたことなどを記事にして
書き連ねているサイトです。
この記事が「何回も禁煙に失敗している」「禁煙したいけど我慢とか辛いのはイヤ」という方の一つの選択肢として応援になれば嬉しいです。
もちろん禁煙外来を受診されるという方法もあります。
禁煙外来を受診される場合でも
「禁煙に成功してどんな自分になりたいのか」
と言う意識を持って受診される方が禁煙を成功させる近道だと思いますよ。
細分化してよく考えたあとは「意識して行動」するのみです。
「意識の力」で禁煙に成功して「なりたい自分」になってくださいね。
心から応援しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
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