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【販売のド素人】がお祭りでビールの街頭販売をした時の話①

こんにちは細かいことを深く考えることから
「変わり者」とよく言われる
考察系ブロガーの砂子田(スナコダ)氏です。

今回は販売の経験などない私が
地元で行きつけの居酒屋さんの手伝いで
ビール販売をしたときのことを記事にします。

結果的に居酒屋の店主からは
「今までお祭りにビールを出した中で一番売れた」
「頑張ってくれてありがとう」
と喜んでいただけました。

もちろん社交辞令かもしれませんけどね。

そのときに私が考えたこと意識していたこと
について書いていきたいと思います。

このサイトは、細かいことが気になり
深く考えることでよく「変わり者」と
言われるわたくし砂子田氏が
体験したことや気になったこと、
気づいたことなどを記事にして
書き連ねているサイトです。

個人的な見解が入った内容ですので
モヤモヤすることもあるかも
しれませんが、ぜひ最後までお読み
いただけるとありがたいです。

ではいってみましょう。

目次

馴染みの居酒屋さんからの提案

わたしは人口2万人にも満たない小さな田舎町
の出身で現在は別な県に住んでおり
月に1〜2回ほど実家に顔見せに帰ります。

地元に住んでいた頃よく行っていた居酒屋さんも
ありたまには顔を出すこともあります。

その居酒屋には20年近く通っていて少しだけ
アルバイトをしたこともあるいわば
第2の帰る場所のようなところ。

たまに行ったときに会える「いつもの顔ぶれ」に
ホッとする場所でもあります。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

コロナになる前の夏頃、その居酒屋の店主から

「今度町のお祭りがあるから店の前で
生ビール売るんだけど手伝ってくれない?」

とお願いされたので

「私ができることでお手伝いになるなら喜んで」

と快くお受けさせていただきました。

しかしよく考えてみたら私は建設業で
働いていて接客の経験はありません。

ビールを美味しく注ぐ方法すら知らない…

写真はイメージです。内容とは関係ありません

「あら?安請け合いしてしまったかな?」

と思う反面

「店主は自分でもできると思ったから
頼まれたのだろうし、できることを
一生懸命やろう」

と考え落ち着こうとしてはみたものの
不安はぬぐえません。

不安になると気になりますよね〜

当日早く行って店主に教われば問題ないこと
ですし店主もサポートしてくれるでしょうから
普通なら心配する必要はないのでしょう。

しかし、気になると考えずにはいられないのが
私の悪いクセ。

不安を払拭するための考えが膨らんでいき
疑問がどんどん浮き彫りになるのです。

「街頭でビールを売る」を考える

疑問の整理

不安を払拭するために考えた結果
次のような疑問に気づきました。

・ビールを買いたいお客様が来られたときに
なんと声をかけてどういう対処を
した方が良いのか?(初動・アプローチ)

・ビールの注ぎ方は?(技術)

・グラスで出すのか?プラスチック
のカップで出すのか?(品質)

写真はイメージです。内容とは関係ありません

・注文を受けたあとビールを注ぐのが
先かお金をもらう方が先か?(手順)

・預かったお金は?お釣りは?店主に
渡して店主からお返ししてもらうのか?(手順)

というオペレーションについての疑問
そして

・当日にビールを販売する居酒屋さんの目的
・ビールを買いに来てくれるお客様の目的

などのマーケティング的要素の疑問。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

いくつか気になることがありますが
オペレーションについては当日店主から
教わるしかないので考えても仕方ありません。

ある程度イメージしてパターンをいくつか考えて
シュミレーションしておくぐらいしかできない
のが現状です。

快くお受けしたのは自分なのですが困りました…

自分という要素

わたしは細かいことが気になる性格で、
気になったことを頭で整理できないと
効率よく動けない性質があります。

ですから「出たとこ勝負」では情報の整理が
追いつかずうまく動けないので、時間がある
ときにあらかじめ用意しておくようにしている。

そのために日頃から疑問を掘り出して考えて
おくということを習慣化しているのです。

その本意には
「できるだけ周囲に迷惑をかけないようにしたい」
「もし何かを頼まれたら相手のニーズにしっかりと
応えたい」という思いがあるからなのですが

「無駄がなく効率的なオペレーションはアートだ」
と感じる節もあり、よく考えられたスムーズな
オペレーションに感動する傾向もあります。

なので自分の活動もそうでありたいと
日々考えているわけです。

決して日常的に「極力無駄を省いて研ぎ澄まして
いかなければならない」と厳密に考えている
ワケではありませし

「一見無駄に思えることでも
見方を変えると必要なことだった」ということも
ありますから日常に関しては無駄があっても
問題はないと思っています。

ただオペレーションに関しては
極力無駄がない方が良いと考える傾向にある、
というだけですので誤解のないよう
補足しておきます。

こう考えると周囲の方から「変わった人」
と言われるのも…仕方ありませんね。

話がそれましたが、本題に戻ります。

疑問を整理して分かった3つの要素

オペレーションは当日に店主から教わるしか
できないので現状では考えても仕方がない。

ですが、マーケティング的なアプローチは
考えられそうです。

まずはお客様の目線です。

・お祭りの当日にビールを買いに
来てくださるお客様はどんな人たちか?

・どんな心理状態なのか?

・居酒屋の前に出ているビール販売に
何を求めるか?

写真はイメージです。内容とは関係ありません

そして次にお店側の目的です。

・ビールを売ることで何を得るのか?

・街頭に販売スペースを作ってまで
ビールを販売する目的は何か?

ですね。


そして最後自分のスキルについてです。

・自分は街頭販売においてどんなことが
できないといけないのか?

・自分が手伝うことでお店にとっての
メリットは?

などです。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

ここまで考えたことを整理して分かったことは、

・お客様の目的は何か?

・居酒屋の店主がやりたいことは何か?

・自分ができること、最低限やるべきことは?

の3つの要素があるとわかりました。

では次にそれぞれについて考えていきます。

マーケティング的なアプローチ

お客様の目的は何か?

お客様の目的はビールを買うことでしょうか?
店先でビールサーバーを囲んで立ち飲み
することでしょうか?

なんかズレてる気がしてしっくり来ませんね。

ビールを飲むならお店の中でツマミを食べながら、
友人やお店の人と話しながらゆっくり
飲みたいですよね。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

「お祭りで」「街頭販売」という観点で
考えなければなりませんよね。

そこでお祭りにくる人たちの心理って
どんなものだろう?と考えてみます。

まずお祭りなどのイベントに対するヒトの
心理には大きく分けて3つあると思います。

1:お祭りというだけで血がさわぐ
お祭り好きなヒト

2:お祭りとなると人混みになるので
面倒だけど状況的に行く必要があるヒト

3:イベントごとや人混みが
好きではないヒト

写真はイメージです。内容とは関係ありません

その中でお祭りに来るヒトは
1と2の人たちですよね。

お祭り好きなヒトと行く
必要があるひとの2種類。

その中で行く必要がある人とは、

・お祭りの参加者と関係者

・自分はそうでもないけど友人が
行くというので出かけて行くヒト

などと考えられます。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

ではお祭りに来る人の中でビールを買う
人たちとはどんな人たちでしょうか?

それはお祭りムードに乗っている
テンションが高めの人たちで
運転する必要がない人たちですよね。

お祭りムードに乗っているテンション高めの
人たちのことを少し掘り下げてみます。

お祭りムードってどんなの?

お祭りになると日頃通っている道路が
歩行者天国になって道路の真ん中を通れたり、
いつも見慣れている街頭に出店や出し物が
並びます。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

広めの駐車場で催しものがあったり、
規制された道路では踊りやお神輿などが
練り歩きます。

その踊りやお神輿、出店を見に人が集まる。

これは日常的ではないですよね。

「非日常」なことです。

「お祭りムード」とは、
「日常ではあり得ない非日常を
感じられる雰囲気」のこと

となりますね。

そしてテンション高めのヒトには
2種類あると考えられます。

1:非日常が新鮮だから楽しくて
テンションが上がる

2:たくさん人が集まっているエネルギーに
感化されてテンションが上がる

※またはその両方

写真はイメージです。内容とは関係ありません

「お祭り」の原点は神事ですが、
目的はなんにせよ人が集まる場所を作る
ことで非日常を感じ、高揚感を感じる
ことができるんですね。

そして当然、非日常を楽しめる人と
楽しめない人が存在する。

私も非日常を楽しめない人種の
1人でしたから気落ちはよくわかります。

ではなぜ非日常を楽しめないのか?
について少し考えてみます。

なぜ非日常を楽しめないのか?

それは、

・非日常に触れることで日頃の自己管理や
感情のコントロールが一時的に解除されて
開放的になってしまうのが嫌い

・非日常で開放的になった人たちが
トラブルを起こすことが多いから面倒

・他人がお祭りで開放的になっている
間に自分の日常をキープして別のことを
したい。

などがあります。

なぜ楽しめないのか?の答えは

お祭りで非日常に触れることで

「自分が開放的になってしまうのがイヤ」

「開放的になる人が多くて面倒」

ということですよね。

ということは

「お祭り」=「非日常」=
「一時的に開放的になれる」

という理解ができます。

そうすると

お祭りで街頭販売しているビールを買いに来て
くださるお客様が何を求めてこられるのか?
の答えもおのずと導き出されますね。

それは

「非日常で開放的なお祭りだから日常では
できないような状態でビールを飲みたい」

というわけです。

この記事を書きながらでも当日ビールを
買いに来てくださったお客様の
美味しそうに飲まれる顔が浮かびます。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

常連さんも明らかにいつもと違う顔で
飲んでらっしゃいましたもの。

私は車で帰る必要があったので残念ながら
共有することはできなかったんですけどね。

日常であれば街頭でたったままビールを飲んでいる
なんて、とても行儀の良い様子とは言えません。

冷めた目で見られますよね。

お店側もそうです。

日頃から目の前の歩道にビールサーバーを出して
街頭販売していたら周囲から良くは思われません。

しかしお祭りの最中の街頭であれば許されます。

なぜなら開放的な日ですから。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

ここまでの考察でビールを買いに来てくださる
お客様の目的は

「お祭りという非日常の空間で
開放的な気分でビールを飲みたい」

ということがわかりました。

では次に、お店の店主の狙いについて
考えていきます。

居酒屋の店主の目的は?

やはり一番は売り上げですよね。

ただでさえ人が集まるお祭りです。

しかも開放感でテンション高めの
人がたくさんくる。

少しでも売り上げに繋げたいと考えるのは
おかしなことではありませんよね。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

しかしただ売り上げ目的ではない一面は
ないのでしょうか。

行きつけの居酒屋さんの顧客は見たところ
8〜9割が常連客です。

新規といいますか一見(いちげん)の
お客様は1〜2割程度。

それでも毎日開店時のカウンターは
ほぼ満席。

席数が少ないということもありますが、
だいたいいつも常連さんが食事を済ませて
出かけられたあとに空く程度です。

私が食事している時でも何度か一見の方が
のぞいたりしていらっしゃいましたが、
残念ながらその時には座れませんでした。

その後は、予約をとられる方が多くなった
ようなので良かったと思います。

また話がそれましたね。

本題に戻します。

居酒屋が街頭販売をするメリットの一つに
「席を用意する必要がなく売り上げになる」
ということです。

ビールを買ったお客様は「ありがとう」と
言ってどこかへ歩いて行かれます。

そしてまた買いに帰ってくる。

常連さんはビールサーバーの周りに
お店の椅子を出して飲みながら踊りなどを
見ている方もおられましたが。

ほとんどのお客様は買って行かれて
また買いに来てくださる感じでした。

お店であれば
「座る席がないから入れない」と断らざるを
得ないところを、席数の制限なしで販売できる
のはかなりのメリットですよね。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

次にメリットの2つ目が
販売促進の一面がある
ということです。

つまり営業ですね。

お店の前で街頭販売をすることによって

・この場所に居酒屋があることを知ってもらえる

・居酒屋の店主や店員がどんな人かを
見せることができる

などのメリットがあります。

そしてビールと別に「おつまみ¥500」も
販売しているので

・お店の味を知ってもらうことができる

というメリットもありますね。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

街頭販売でお金をもらいながら販売促進ができる、
まさに一石二鳥の営業方法ですよね。

人口の少ない町とはいえその場所に居酒屋が
あるのを知っていても、行ったことがない方は
たくさんおられるでしょうから

「これは面白い戦略だとなぁ」と感じて、
その手伝いをできることに喜びを覚えた記憶があります。

ここまでで街頭販売の目的は単純に売上を得たいという
ことだけではなく、販売促進、営業の一面もあることが
わかりました。

「お祭りムードで開放的になっているお客様に、
1人でも多くイイ気分でビールを飲んでもらう。」

「直接的な売り上げだけではなく
居酒屋の宣伝も兼ねている一面がある」

ということですよね。

では次に、自分は何ができないといけないのか?

について考えていきます。

自分ができることを考える

自分は日本語を話せます。

地元のことも多少はわかります。

知り合いもいますし、友人もいます。

そして

開放的な気分でビールを飲みたい感覚は
わかります。

…だけです。

以上、終わり。

街頭販売でビールを買いに来てくださる
お客様に対してできるスキルは何一つ
持ち合わせていません。

当日店主からいろいろ教えてもらうしか
ありませんでした。

それでも何かできることはないか考えた結果

「買いたいお客様が困惑しないよう
ビールサーバーの横に立ち続ける
ぐらいはできる」

と考えました。

そして

「できるだけ早くビール販売に慣れて
店主がゆっくりできるように
頑張るしかない」

と決意する程度しかできなかったので
不安なまま当日を迎えることに
なりました。

そして緊張の当日

「おはようございます」

「今日は、不慣れでいろいろと
お手数をおかけするかもしれませんが
よろしくお願いします」

当日の正午過ぎ、テキパキと準備を
されている店主の元へ行き
挨拶をしました。

写真はイメージです。内容とは関係ありません

「こちらこそお願いね」

「じゃあ始めにビールサーバーを
置く台をだしてもらおうかな」

自「分かりました」

自「台はこれで良いんですか?」

店「そう。それを入り口の横に
出しておいてくれる?」

自「分かりました」

こうして緊張の当日が始まったのです。

第2話へつづく

ここまでで、販売経験のない私が
どんなことを考えどんな準備をして
当日を迎えたのかお分かりいただけた
でしょうか。

この記事を書いていてあまりに
長くなってしまったので
3部構成にしました。

続きをお読みになりたい方はこちらへお願いいたします。

このサイトは、細かいことが気になり
深く考えることでよく「変わり者」と
言われるわたくし砂子田氏が、
体験したことや気になったこと、
気づいたことなどを記事にして
書き連ねているサイトです。

賛否両論あると思いますが共感して
いただけたり、何かのきっかけに
なるようなことがあれば嬉しいです。

最後まで読んでくださり
ありごとうございました。

では次の記事でお会いしましょう。

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この記事を書いた人

細かいことが気になり多角的に考えることから変わった人とよく言われる考察系ブロガー

モノごとの本質を考えること、意識の力、心と身体の健康などに興味があり、体験した事象から深掘った記事を書きつづっています。

健康に特化したブログも配信中
「砂子田ヘルス研究所」
https://sunakoda-health-labo.com

≫保有資格≪
歩き方インストラクター
ピラティスインストラクター
ヨガインストラクター(リラックスヨガ)
ボディメイクインストラクター
筋膜リリースセラピスト
ダイエットインストラクター
疲労回復インストラクター
マインドフルネススペシャリスト
腸活アドバイザー
上級食育インストラクター
美肌セラピスト

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